
最近魅力を感じている場所の一つであるWeWorkさんにて、
Frenel, LLC.さんと、アメリカの現代美術館MOMAで開発された絵画鑑賞法
「ヴィジュアルシンキングストラテジー(VTS)」のファシリテーター雑賀元樹さんによるトークセッションに行って来ました。

FacebookやAirbib、IBMなど世界のリーディングカンパニーが、
社内や事業領域にアートを積極的に取り入れているのはなぜか―?
複雑で変化が激しく、不確実性が高い今日のビジネス環境において、
従来の知識や論理的思考・分析のみに頼った発想や思考では限界があり、
全体を直感的に捉えることのできる感性や、課題を独自の視点で発見し、
創造的に解決する力の重要性が日増しに高まっているそうです。
最近本屋でも、アートをテーマにされたそのような発信を目にすることが増えてませんか?
スピリチュアルやエネルギーなどの目に見えない世界が現実に落とし込まれて来ているのと同じように、
アートの世界でも同じような流れが起こっているんだなと、時代の流れとニーズをひしひしと感じます。
今回のイベントは「アートエッセンスをビジネスに活かすとは〜地元アーティスト作品を鑑賞し、観る・感じるを再定義する」ということで、
今日のビジネス界隈におけるアートの関わり方や重要性について、世界の事例を交えながらわかりやすく解説しながら、
実際に地元アーティストさんの作品を鑑賞しながらポストイットに各々が見て、感じて、想像した世界観をシェアするという、
トークセッション×ワークショップ型のイベントで、学びと楽しみと深みを参加型でシェアできるとても素敵なイベントでした。


雑賀さんの資料の完成度が高過ぎて、要点をまとめようとするとそっくりそのままになってしまうので、
潔く丸々そのまま引用させて頂きます(笑)
ロジカルシンキング依存の罠
「ロジカルシンキング依存」がレッドオーシャンに導く
・ロジカルシンキングによる「差別化」が難しく、結果として競争の激しいレッドオーシャンに挑むことになる
・ブランド・資本力を持った企業が有利になることが多く、最終的には数社の大企業が寡占市場を形成
↓
レッドオーシャンからの脱出の鍵
「ロジカルシンキングから生まれない価値」の創出
・ロジカルシンキングが得意とする価値(効率的、低コストなど=数値化可能)ではなく、まったく新しい価値を生み出すビジネスをつくる必要がある
・しかし、現状のビジネス界ではロジカルシンキング依存が強く、新たな思考方法が求められている
↓
0→1で求められる思考
「何が価値なのか?」を自問し、カタチにする
・現状、多くの企業で既存事業のレッドオーシャン化に伴い、新規事業を立ち上げ(0→1)を目指す事例が多くなっている。この際に必要な思考はロジカルシンキングとは大きく異なる
・0→1で必要とされるのは【「何が価値なのか?」を自問し、その価値を表現する】こと。そこで大事なのがアート思考、直感、感性。
↓
クラフト(経験)…目に見える経験を基礎に実務性を生み出す
⇅
アート(直感)…創造性を後押しし、直感とビジョンを生み出す
⇅
サイエンス(分析)…体系的な分析・評価を通じて秩序を生み出す
つまり…
経験と分析に偏りがちな現状に直感(アート)の要素を入れることで、柔軟な発想や新たな価値、突破口が創出される。
経験×直感×分析のバランスとサイクルが今日のビジネス界隈におけるレッドオーシャン脱出のポイントとなる。
といったところでしょうか?
論理的思考や固定概念を超えた更にその先を行くための鍵が『アート』というわけです。

ほんと、これからはいかに感覚や感性を研ぎ澄ましていくことが重要な時代になっていくかがわかります。


アーティストの方々は自分の芯や哲学、思いを持っている、大切にしている方が多く、個性的で魅力的ですね。
“生きてる”って感じがします。
生物的、宗教的、スピリチュアル的な感覚が深く関連していたりするので、深層的な感覚が刺激されます。
それがビジネスシーンにおいても、論理的思考や固定概念を超えた更にその先の刺激や発想を与えてくれるんでしょうね。

自分自身が深層的な感覚を研ぎ澄ましたアートそのもののような人間になれば、
その人に会うだけで、見て触れて話すことによって、深層的な刺激や発想を引き出すことができる―。
そんな「人」としての在り方を身につけたらすごいことになりそうだな…と、ふと思った柳生でした。
「人生はアートだ。」
みなさんも日々の日常や仕事の中に「アート」を取り入れられてはいかがでしょうか?
久しぶりにちゃんと記事っぽい記事を書いた気がします(笑)
有意義な時間をありがとうございました(^^)
PS.
WeWorkさん、スクリーン下のカップラーメンはどうにかならないのか…笑
世界観が…”(ノ><)ノ